三宝莚創立30周年記念祝賀会に参加しました

image083 6月7日、ホテルグランヴィア京都で開催されました、三宝莚創立30周年記念祝賀会に参加させていただきました。

 この会は、栢木寛照ご住職が、日本の小学生数十名を、毎夏サイパンに連れて行かれ、現地の子どもたちとの交流を通して、戦争の悲惨さ、平和の尊さをお教えになってきた事業が、30周年を迎えたことをお祝いするものでした。

 総勢約1400名ほどの参加があったとのことで、なんと!会場は3会場に分かれていました。入り切れなかった方々は、巨大モニターを通して、会の進行を見守られていました。

 この写真の右端にいらっしゃる方が栢木寛照ご住職です。そして、左端にいらっしゃる方が、この会の発起人を代表して、ご挨拶されている野中広務さんです。

 錚々たる発起人の方々に、圧倒されるばかりでしたが、やはり栢木先生のお言葉がとても印象に残りました。そのお言葉を以下にご紹介します。

 「この事業を始めた時、子どもたちがサイパンの学校の運動場に宿泊するためには、多くのテントが必要でした。私はそれを、自衛隊に借りられるよう、手配をしました。準備万端と思っていたら、寸前になって自衛隊の方から、お貸しできない、という連絡が入りました。何でや、ということで聞いてみますと、憲法9条に抵触するので、自衛隊の持ち物であるテントを、海外に持ち出すことはできない、というものでした。(中略)。それが今では、いくつかの名目の元に、自衛隊が海外に派遣されている。法の解釈というのは、これほどまでに違うのか、と思うのであります。(後略)」

 栢木先生は、こういう実態がある以上、憲法9条を改正していく必要がある、とお考えになっておられるようですが、同時に、戦争は絶対にしてはならない、平和は守っていくべきだ、というお考えも、お持ちになっています。

 次の衆院選が終われば、改憲論議が真実味を帯びてくると思います。私も、二度と戦争をしてはならないし、戦争できる社会にしてはいけないと思います。しかしながら、攻撃された時の防衛をどうするのか、と問われれば、正直なところ、言葉に詰まってしまう部分もあります。ここで、しっかりと議論できるように、もっと勉強しないと、と思っています。

投稿テーマ: 2-3.市外での行事. Bookmark the permalink.

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