文教福祉常任委員会で質問を行いました

 18日の木曜日に、所属する文教福祉常任委員会が開かれました。今回は、文教福祉常任委員会に付託される議案がなかったので、すぐに、補正予算についての審議が行われ、その後、所管事務調査が行われました。そして、委員会終了後、協議会が開催され、福祉センターの閉鎖についての説明が行われました。私が行った主な質問は、以下の通りです。

[補正予算]
①予防接種事業(新型インフルエンザ対策として、マスクや手袋などを購入)に取り組まれている件について、私自身は、新型インフルエンザ対策として、市が考えなければならないことは、何よりも、市役所としての機能を損なわないようにすること、つまり、職員から複数の感染者が発生することにより、市役所業務に支障がでないようにすること、そして、蔓延を防ぐためには、市民と接触する機会の多い職員から、市民へ感染させないよう、努力することが何よりも大事であると考えるが、市の認識は。
   ━その通りである。
②であるとするならば、今回、ワクチンの購入費は計上されていないが、市民と接触する機会の多い職員さんには、ワクチンを打ってもらう必要があるのではないか。たとえば、学校や保育所、幼稚園などの先生は、濃密な接触を行う。ワクチンの費用を、市が補助するのかどうかも含めて、検討していく必要のある課題ではないか。
   ━今後、そういった課題も含めて、整理していきたい。

[所管事務調査]
①学校給食の食材納入方法について、前回の3月議会で、ある学校では、食材納入が手渡しで行われておらず、早朝に給食室の前に置かれたままになっているということが、問題として取り上げられていたが、私が調べた限り、これは市内のほぼ全域で、こういう方法が常態化していたのではないか。その原因として考えられるのは、1業者が複数の学校や保育所に納入しているため、時間的なこと(調理時間に間に合わせる)を考えると、こうした方法を取らざるを得なかったのではないか。
   ━市内の全域で常態化していたのは事実である。また、1業者が複数の学校に納入しているから、時間に間に合わないため、そういう受け渡しになっていた。
②また、これまで議会として、食材は、市内業者から購入すること、地元の野菜を用いることが求められてきたことから、市内業者が複数の学校に納入してきた、という事実がある。そうした経過から考えると、直接の受け渡しをすることで時間に間に合わないからといって、これまでの業者を変える(市外業者から購入するなど)、ということをするのは、むしろ後退になるのではないか。そういうことをすべきではなく、食材の受け渡しについて、たとえば前日の午後受け渡しが可能な場合は、そういう方法に切り替えたり、あるいは鍵をかけた保管場所に納入するなど、納入方法についての工夫を図ることの方が大事なのではないか。
   ━地元業者を変えたり、地元野菜の購入をやめる、という考えはないので、食材の受け渡し方法については、検討してみたい。
③食材の直接手渡しを徹底化したことにより、調理作業に取り掛かる時間が遅くなってしまい、現場では少なからず混乱が起きている。慌てて作業することにより、調理員が怪我をしたり、あるいは十分な調理ができずに、火がよく通らないまま、給食を提供したりしてしまってはいけない。大規模校になればなるほど、調理時間に時間がかかるので、時間的に余裕を持った食材納入が必要であると考えるが。
   ━現場で混乱が起きていることは認識していない。一度、調べてみる。
④給食の調理部門を民間委託する目的は、結局のところ、経費の削減ではなく、職員の定数管理の面からだけではないのか。また、人材確保の面で、民間の方がノウハウを持っているから民間に任せるのだ、という説明には、いまだもって納得がいかない。もっと納得できるような説明をしてほしい。
   ━今後の検討の中で、十分な説明を行えるようにしていきたい。
⑤中学校で、恒常的にお弁当を持ってくることのできない生徒がいると考えられるので、そうした生徒のために、給食弁当を導入してほしい。
   ━恒常的にお弁当を持ってくることのできない生徒はいないと認識している。給食弁当については、導入した自治体にその後の経過を尋ねてみると、結果は芳しくないようである。以上のことから、導入していく考えはない。
 /毎日コンビニのお弁当やパンを持ってきている生徒、つまり、手作り弁当を持ってきていない生徒は、恒常的にお弁当を持ってくることのできない生徒である。そういう生徒は複数いると、以前に答弁されている。そういう生徒は、きっと朝食や夕食もきちんと取っていない。そうした生徒に対しては、十分な対応方法を考えてほしい。
⑥前日の総務常任委員協議会の中で、今後の公共交通のあり方について議論がなされていた。そのやりとりを最後まで傍聴していたが、おそらくスクールバスや福祉バスが廃止の方向になっていくと思う。そうなった場合、現在では、スクールバスという形で補助が出ている、打田や高船の児童に対して、今後どうしていくのか、また、現在自費でタクシー下校している天王の児童に対して、現況のままでよいと考えているのか。あるいは、これまで高齢者施設を利用する際に、無料で乗ることができたバスは、今後は有料になる。全額無料にせよ、とまでは言わないが、格安で利用できるパスを作成していくことなどが必要なのではないか。
   ━議論・検討の推移を見守りながら、検討していきたい。
⑦生駒市の中学校に通っている打田・高船の生徒たちについて、京田辺市の学校安全連絡網からは洩れているので、京田辺市の連絡網にも組み込んでもらいたいと以前に指摘をしたが、その後はどうなっているか。
   ━何もしていない。ただちに方法について検討して、取り組みたい。
⑧子育て支援について。保育所とファミリーサポートを併用している場合は、保育料が相当高額になっていると思うが、実態はどうなっているのか。
   ━具体的な個別世帯の実態を掴んでいないので、まずは実態の把握に努めたい。
   

投稿テーマ: 1-6.2009年6月議会. Bookmark the permalink.

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