学校給食費が、4月から値上がることになりました。ちょうど、月額4000円になります。
このことについては、先日、文教福祉常任委員協議会で説明が行われました。協議会では、採決の必要はなく、市の報告を受けて、協議する、という形になります。
中国産の食品・食糧問題を発端に、現在、京田辺市では輸入食品を一切使っていません。すべてが国産の食品・食材を利用しています。また、それまでの議会からの要請により、地元産の食材を積極的に利用してきたこと、冷凍食品は極力使わないことなどで、学校給食の食材購入費は高騰してきた、という経過があります。
そこで、学校給食の現場では、食材費の切り詰めが進められてきました。牛肉を豚肉や鶏肉に替え、値段の安い野菜を大量に用いること、デザートを出さないなど工夫することで、1食220円に抑えてきたのです。
しかし、もうこれ以上の切り詰めはできない。さらなる切り詰めを行うとすれば、次は総量を減らすしかない(主食の量を減らすなど)。ここまで、学校給食の現場は追い詰められていたそうです。
このことは、ご家庭での食費でも、同じことが言えると思います。
私も、外食は別として、基本的に自宅で調理をする時は、国産しか使いません。しかも、野菜については、極力京田辺に近い産物を購入するようにしています。たとえば、京田辺産と山城産があれば京田辺産を、山城産と京都産があれば山城産を、京都産と他府県産があれば京都産を、という具合にです。
こういう形で購入していると、意外に地元産の方が高い場合があります。流通コストは安いのだけれど、安定供給と新鮮さ、という意味で高いのでしょうか。
また、私の好きなブロッコリーなどでは、USA産100円に対し、国産では258円とか298円もします。安心できる食材を使おうと思えば、比例して購入費は値上がっていくもので、こうしたことは、市民の方々も実感されていると思います。
こうしたことから、今回の値上げについては、市民の方々からは一定程度の理解が得られるのではないか、ということと、1食の値上げが20円(220円から240円になる)ということで、私は認めることとしました。
保護者の方の負担は増えますが、美味しくて栄養のバランスが取れた給食を、子どもたちに安心・安全に食べてもらおうと思えば、致し方ないと思います。
皆様はいかが思われますでしょうか。