安心安全なまちづくりをめざして

●2期8年間の議員生活の締め括りとなる3月議会を迎えました。
 振り返ってみると、長いようでアッという間に過ぎた8年でした。生活者としての視点を忘れぬよう、常に心がけて質問に挑んできたつもりですが、市民の皆様との対話によって支えられてきた8年であったというのが正直なところです。

●2期目には、永年の念願であったエレベータを、新田辺駅東口に設置することができました。また、東口商店街の活性化にも、チャレンジショップの継続だけではなく、キララちゃんというマスコット人形が誕生するなど、さまざまな進展が見られました。いずれも、市民の方々のご協力があってこそ、実現できたものです。残念ながら、混雑ぶりが顕著で危険な駅前広場の整備がなかなか進みませんでした。今後の、大きな課題としたいと思っています。

●消防・救急救命体制の遅れが心配される山間地域(打田・高船・天王)には、消防署の南部出張所の設置を求めてきましたが、近隣市町との広域化の問題もあり、実現には至っていません。それでも、何とか3地域にAEDの配備をすることができました。

●災害時要配慮者マニュアルの作成については、いよいよ最終段階に入りました。個人情報保護の問題もあり、なかなか計画が進みませんでしたが、民生委員さんを始め、区や自治会などの協力を得ながら、自助・共助・公助ができるまちづくりをめざしています。私は、要配慮者に、高齢者や障がいのある方だけではなく、妊娠されている方や乳幼児のいるご家庭、共働きや一人親世帯など子どもだけで過ごす時間の多いご家庭、そして言葉がわからない外国人世帯も含めることを提言しています。

●医療費支援については、京田辺市では乳幼児医療費無料化の拡充がなされました。子育て支援としてはいい施策だと思いますが、公平性の観点から考えると、私は対象世帯に所得制限を設けること(たとえば、年収1,000万円以上の世帯は対象外とする、など)、難病でありながら、医療費が免除されない方に対してこそ、市独自の医療費支援を行うことが必要であると思っています。この点に関しては、3月議会でもしっかりと提案していく予定です。

●3年かけて提案してきた高齢者・障がい者世帯対象の個別ごみ収集は、今年の1月5日より「にこにこ収集」として実施されることになりました。ごみ集積場まで遠く、ごみ出しが困難な方には、自宅玄関前まで個別に収集に来ていただける施策です。「一人暮らしであること」で、かつ「障がい者手帳を持っておられる方」もしくは「ヘルパーさんに来てもらっている方」などの条件はありますが、安否確認にも繋がる、素晴らしい施策です。

●少子高齢化が進む中、安心安全に暮らせるまちづくりはますます重要な課題となっています。実際に「高齢者や障がい者の問題は福祉の問題」というわけにはいかなくなっており、たとえば、道路建設や商店街の活性化という課題においても、福祉面からの検討が求められています。そういう意味では、経済環境部と保健福祉部が連携して取り組むことになった「にこにこ収集」は、画期的な取り組みといえます。

●今後も、皆様の声にしっかりと耳を傾けることのできる議員として努力していきますので、変わらぬご支援をよろしくお願い致します。

2011年2月22日 南部としこ
 

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