伊勢ヶ濱部屋を訪問しました

n12n2 21日の土曜日、大相撲の伊勢ヶ濱部屋を訪問しました。親しい人が伊勢ヶ濱部屋の後援会に入っておられる関係から、お誘いをいただき、昨年に続いて2度目の訪問をしたのです。

大阪府立体育館で行われている3月場所は観ずに、直接部屋へ訪れ、取組が終わって戻って来られる関取をお迎えするのです。

部屋の中では、すでに何人もの後援会の方々が、ちゃんこ鍋をいただきながら、関取の帰りを今か今かと待ち構えています。

取組が終わって関取が戻って来られると、場内からは一斉に拍手が送られます。しかし、関取はこちらには目もくれず、真っ先に伊勢ヶ濱親方(元横綱旭富士)のところに挨拶に行かれます。親方と一言二言交わされた後、今度は後援会の方々が待ち構えているテーブルへと向かわれます。そして、一緒に軽く食事をしながら、しばし歓談されたり、写真撮影に応じて下さったりするのです。

取組の後でお疲れなのに、本当に気の毒だなぁ、と思いつつ、色々と質問をしたり、一緒に写真を撮ってもらったり…。普段はそんなにミーハーではない私ですが、本物のお相撲さんと話ができると思うと、緊張感から、すっかり舞い上がってしまいました。

それでも、今回は、伊勢ヶ濱親方と安美錦関、日馬富士関、安壮富士関と一緒にちゃっかりと写真を撮ってもらいました。

私たちがそんな光景を繰り広げている間、若いお相撲さんたちは、私たちに給仕をするため、後ろでスタンバイされています。

飲み物は、半分も飲まないうちに「どうぞ」と言って注ぎ足しをして下さいますし、ちゃんこは、半分以上食べ進めたところで「おかわりどうですか?」と聞いて下さいます。他にもおかずが山盛りあって、こちらはすっかりお腹が一杯ですが、楽しい雰囲気から、ついつい箸も進みがち。気が付けば、豚の角煮などはすっかりと平らげてしまっていました。

ところが、実は、この若いお相撲さんたちは、私たちが食べ残したものをもう一度お皿に盛り直し、ご自分たちの食事にされるのです。本当に、忍耐と修行の世界なのだなぁ、と、このことだけを見ても感じます。「今の若い子は我慢がないから、力士の世界でも国際化が進んでいる」と言われて久しいですが、なるほど、ハングリー精神がないとやっていけない世界です。

それでも、伊勢ヶ濱部屋では、去年はまだ髷を結っていなかった「少年」のようだったお弟子さんが、今年は小さな髷を結っておられたりして、その姿が何とも言えず、可愛らしく感じました。去年お見かけした若いお弟子さんは、今年も勢揃い。さらに、新しく入門されたであろう、髪の毛を伸ばしている途中のお弟子さんもちらほら。

拍手で迎えられる先輩力士の凛々しい姿を、きっと、近い未来の自分の姿と重ね合わせながら毎日を過ごされているのだろうなぁ、などと想像しながら、若いお弟子さんたちにも、心の中で何度も「がんばれ!」とエールを送りました。

投稿テーマ: 3-3.日本文化, 3.ハロハロコミュニティ. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA