常夏の国フィリピンでは、食料の保存が大変難しい。近年になって、冷蔵庫を持つ家庭が増え、電力の供給も安定してきたが、それでも貧困層の家庭に冷蔵庫があることは稀である。
そんな事情は、調理方法によって工夫されている。料理には、必ずニンニクやショウガが用いられるし、基本的な調味料には、コショウや酢・醤油が欠かせない。味付けが濃いのも、酢をたっぷりと使うのも、おそらく食料の腐敗を防ぐためであると考えられる。それに、肉や魚を煮込む前に、油で揚げておくという調理方法も多い。
一般的に、朝・昼・晩とお米を食べるのだが、そのお米は、タイ米と同じ長粒種。細長いパサパサのお米で、粘り気も甘みもないお米である。だからなのか、フィリピン料理のおかずは汁物が多い。そして、おかずとご飯は別々には食べない。必ず、ご飯の上におかずをかけて、混ぜて食べるのである。
お客として行くと、スプーンとフォークが出される。時にはスプーンをナイフのように使うのだが、これがなかなか、慣れるまでが至難の業である。鶏肉をスプーンで一生懸命に切ろうとして、スプーンがどこかに飛んでいってしまったり、お肉を落としてしまったりと、失敗談には事欠かない。多くのフィリピン人は、家庭では手で食べるので、実はこれを真似る方が簡単である。それに、おにぎりと同じで、手で食べるほうが断然に美味しい!のである。
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